ユキシロとベニヒメの戦いその２

ユキシロとベニヒメの戦いが始まった。 この異空間で先手を取るのはどちらか。

球体の中という環境下で戦うユキシロとベニヒメ。複雑な重力の影響で矢はまともに飛ばない。はたして二人の取る戦略は・・・

事の発端であったベニヒメはユキシロと正々堂々の勝負を挑む。 この球面の重力空間で二人の勝負はどうなるのか―

ユキシロの前に突如現れたベニヒメ。ユキシロとの対決は今始まろうとしていたー

ついにオヤの樹の内部に入ったユキシロ達。そこには重力が常に外側に向いている不思議な球面地帯、樹胎と呼ばれる場所が現れた。 そして、そこにはユキシロを待つ者がいた。

オヤの樹の頂上を目指すユキシロと、と丸。 力尽き倒れ、その正体を現したユキシロだったが…

ユキシロがヨイチの弓の憑代となった時、一緒にいた雀のヒノもまた取り込まれた。そして、その魂はユキシロを守るヒノタマとして誕生したのであった。

与一の弓に宿主とされたユキシロは、恨みと憎しみの化物と化したが、殺された集落の民の魂により、元の姿に戻ることが出来た。そして・・・

与一の弓により、怒りや憎しみが溢れかえったユイチは、バケモノと化す。そして、憎しみを生みだしたガラヒロイに向けて、弓を引くのであった。

絶望の淵に立たされたユキシロの、混沌渦巻く感情に呼応するかのように、与一の弓が動き出した。

集落はユキシロを残し全滅させられた。失意と憎しみが渦巻くなか、ユキシロの手には、あるはずのないものが握られていた。

与一の墓で"それ"を見つけたユキシロ。 "それ"はあの"与一の弓"なのだろうか？

突如襲われる集落。身を隠すオウセンとユキシロだが、それも叶わず見つかってしまう。

突如やってきた二人のモノノケは、金色の尾を持つオウセンを捕まえようと、集落の人間を襲う。そして・・・

宴の最中、突如やってきたモノノケ「がら拾い」。その真意は・・・

ユキシロとオウセンの婚礼の儀は無事に終わった。そして、集落で盛大な宴会が行われていた。

影で頑張る人たち

そして祝言の夜が来た。

ユキシロが記念にもらったものは・・・

ユキシロは祝言を迎えようとしていた。儀式の前に交わされる、夫となるオウセンと会話。幸せな未来を信じるなか、不穏な者たちの姿もあった。

ユキシロが暮らす集落が。

ユキシロ達キツネの住む〆の風穴。 ここで暮らす彼らは与一に影響された独特の慣習があった。

ヨイチの本当の姿であるユキシロが住む〆の風穴とは・・・

ラキとの戦いの末、辛くも勝利したヨイチ。だが、力尽きた彼女の本当の姿がそこにあった。 そして、時は遡り・・・

助けてくれるのはありがたいが・・・

ヨイチとラキとの戦いはついに決着へ。しかし、ヨイチの様子が明らかに異常をきたしていた。ヨイチの身に一体何が起ころうとしているのか？

起死回生の一撃を放つも、それすらも通用しなかったヨイチ。失意の中、ついに矢が尽きてしまう。万策尽きたヨイチに、ラキの攻撃が迫るのだった。

ラキとの圧倒的な力の差を見せつけられたヨイチ。どうにかして突破口を見出そうとするが・・・

圧倒的な力の差があるラキを前に、ヨイチは本物のヨイチでない事を明かす。そして再びあの暗く赤い世界が広がるのであった。

オヤの元へと進むヨイチとと丸の前に現れたラキと眺腕坊（ちょうわんぼう）。ヨイチがかつての戦で名を馳せたそれとは違うという。はたして、その真意とは…

異聞その4

オヤの桜の元に向かうヨイチ。その鬼気迫る覚悟をまとい、いよいよ木を登り始めるのであった。

「紙右衛蜘蛛」を倒し、門を突破したヨイチとと丸。ついにオヤの桜の根元まで辿り着いたのであった。

異聞その３

鉄壁の蜘蛛に対し、ヨイチの反撃が始まる。そこには、再び漆黒の空間に、紅い傘が並ぶのであった。

蜘蛛を退け、オヤの桜のふもとまでやってきたヨイチとと丸。

異聞その２

オヤの木へと続く大階段に鎮座する蜘蛛。近づくことを許さぬその守り手に対し、ヨイチのとる行動とは―

オヤの桜へ向かうヨイチとと丸。唯一の通路となる大階段を登る。

異聞その１

突如現れた奇妙な鬼火を連れた弓を持つ者。対峙するモノノケの前で周りが黒く染まり、不思議な音楽と紅い提灯が現れるのだった。

昔むかし、ニンゲンが滅びモノノケだけが暮らす京の都のとある夜の事－