いつも楓の傍にいる紅葉（くれは）がぽつりと話した自分の過去。 リナの想いを聞き、紅葉が何かを言おうとしたのを遮ったのは楓だった。 楓は言う。 「キールに会いに行こう」と。

企業にシンとレスが潜入したことを知り、楓が動き出す。 二人の連携により、追い詰めたと思われたが――…？

新たな任務のため、とある製薬会社に忍び込むシンとレス。 楓が起こした騒動もロスト側の反抗と報道されることにレスは憤る。 一方、施設の子供たちと触れ合うリナは、とある人物と出会い―――…？

「本当は気づいていた」 シンたちの狙いが自分であることに気づきつつも、口に出せずにいたともらすリナ。 それを聞いた楓は、彼自身もまた隠しごとがあるのだと語る。 一方その頃、ロストに戻ったシンたちにも新たな動きが―――…

楓に連れられた場所で出会った、シンそっくりな少年。 シンの弟である彼が施設にいる理由。 これまでの考えが揺らぐ中で、楓がリナに望むこととは……？

多少の諍いはありながらも、普通の学校生活を送る三人。 そんな中、リナの端末が鳴る。 突然与えられた選択肢に、リナは―――……？

リナたちの前に現れる不思議な青年。 彼はかつて、ロストの構成員であり仲間であり、そして―――…

互いの利益のため、共に過ごすことにした三人。 その前に現れたのは、数日前リナを助けた男だった。

自己を持たない、子供たちの話 近未来・超能力ものです。