【迷いの森】で魔界からの第一の刺客、魔界四天王【雷帝】【閃光】のデイネに急襲されたラン一行。 白星がかけた魔族除けの魔法【対魔の封】の効力により、一行は強大な敵を何とか退ける事に成功する。 聖なる力により顔面を大破し、魔界城へ逃げ帰ったデイネ。 そこで魔王から告げられた新たな命はランは百年前に失踪した実の息子【魔界皇】(プリンス)セイであり、彼を魔界へ連れ帰るというものだった。 魔王の思惑に気付く術も無く、白星に託されたもう一つの目的を果たすべくランは第二の島【夢ノ島】(ファンタジア)に向けて旅を始めていた。

始マリノ島【レテ島】の港町【メース】で出会った【蜥蜴男】(リザードマン)の計いにより、第二の島【夢ノ島】(ファンタジア)行きの船に乗り込んだラン一行。その船上で彼らを待っていたのは、あの男だった。

【地上界】の【秘石】の欠片を集めるべく、【始マリノ島】レテ島を後にしたラン一行。 第二の島【夢ノ島】(ファンタジア)に向かう船の上で再び出会ったのは、 魔界四天王【雷帝】【閃光】のデイネだった‼︎! 魔王からの新たな命によりランを【魔界】へ連れ帰ると言うデイネ。 その真意は、ランが百年前に失踪した自分の息子【魔界皇】(プリンス)セイであると確信しての事だった。 【呪われた王子】。 思いもよらず、忌まわしい自分の過去と対峙する事になったランは取り乱し、その動揺を突かれ、デイネの 【雷龍襲来】(ライガ・イル)を喰らい、海へ転落してしまい…。 一方【魔界】から兄デイネの様子を偵察に来た【風帝】ウルフは【夢ノ島】(ファンタジア)上空で左眼の古傷に異変を感じていた。 彼に秘められた力、【神殺し】の異名の由来とは………。

【魔界】の【魔界皇】(プリンス)とは哀しき宿命を背負わされた存在。 【一千歳の儀】。 その宿命から決して逃れる事は出来ない。 【天界】。【地上界】。そして【魔界】。 【呪われた王子】として生まれた、暗い過去を背負うランの三界を巡る旅は、新たな展開を迎えていた。

デイネとの闘いにより船上から落下したラン。彼を助けたのは【夢ノ島】(ファンタジア)の【姫巫女】(ファラル)の1人【海巫女】(シーラル)メイドゥだった。彼女の住う海底宮でランが聞かされたのは【始マリノ島】レテの港町【メース】で耳にした【地上界】の【秘石】の欠片と取り憑かれた様にそれを探し回るもう1人の【姫巫女】の話だった。 【姫巫女】の祈りの力で秩序と平穏が保たれる島【夢ノ島】。 妹であるもう1人の【姫巫女】【陸巫女】(ガイラル)ディレラの様子を見て来て欲しいとメイドゥから頼まれたランは、話の真相を確かめるべくその依頼を受け入れたのだった。 そしてデイネの船で別れたヴィウルの安否を彼は少し気にかけていた。 その一方のヴィウルは、意外な人物の元に身を寄せていた。

デイネとの闘いにより船上から落下したラン。彼を助けたのは【夢ノ島】(ファンタジア)の【姫巫女】(ファラル)の1人【海巫女】(シーラル)メイドゥだった。彼女の住う海底宮でランが聞かされたのは【始マリノ島】レテの港町【メース】で耳にした【地上界】の【秘石】の欠片と取り憑かれた様にそれを探し回るもう1人の【姫巫女】の話だった。 【姫巫女】の祈りの力で秩序と平穏が保たれる島【夢ノ島】。 妹であるもう1人の【姫巫女】【陸巫女】(ガイラル)ディレラの様子を見て来て欲しいとメイドゥから頼まれたランは、話の真相を確かめるべくその依頼を受け入れたのだった。

二百年前。【天界】からの侵入者の追撃準備に【魔界城】内は騒然としていた。その騒ぎに乗じて城内からの脱走を試みた【魔界皇】(プリンス)セイはその最中(さなか)にとある人物と出会うのだった…。

【棺ノ王子】スピンオフ。1話完結。 時系列としては【始マリノ島】レテの【迷いの森】から港町【メース】に向かう道中の話。