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MangaROCK of LIFEー亜門 楓の182日ー
──死に直面した元ボーカリストが望む、最後の願いとは…
「ぽんこつリーマン依子さん」に登場する「亜門 楓」のストーリーを抜き出し、ネーム連載化した作品です。
Episodes
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──7年前の、あの日に起きたこと。 7年前、楓のバンド「BLACK THE EARLY CAT's」の人気は絶頂に達していた。 楓が池袋の町を歩けば、誰もが振り返るほどの知名度に達していたのだ。 ライブハウスでいつもの公演を終え、楓は恩師である「榊 良子(サカキ リョウコ)」といつもの場所へ向かう。 そこはトライビースと銘打たれたバーだった。 すでに亡き人である楓の母「亜門 恵(アモン ケイ)」の墓参りに、楓と良子は明日向かう予定のようだ。 メジャーデビューが決まった祝い事もそこそこに、良子は楓の首を見て違和感を覚える…。
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「BLACK THE EARLY CAT's」 …かつて楓がボーカルを務めていたバンドの名を、同僚のアキラは本人の口から聞く。 その日の終業後、アキラは槙と偶然出会い、楓のかつての姿について尋ねた。 残されていたYouTubeの映像を観て、アキラは楓のかつての姿を知る。 そこに映し出されていたのは、まぎれもない「ロックスター」の姿だった…。
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槙と発声練習を初めて3ヶ月…。楓はまだ生きていた。 それだけではない。 明確に楓の様子が、明るく前向きなものに変わっていったのだ。 院内での評判も良くなっているが、鈍感な本人がそれに気づくことはなく…?
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楓を唯一憐れまなかった友人、大山槙(おおやま まき)。 槙が放った言葉「一回、先輩の歌を聴いてみたい!」 ──いくらでも練習には付き合う、また歌ってほしい。 槙は楓が声帯をなくしたと気づいていながら、そう言った。 楓は心臓発作を起こした槙をかばい、自分が大怪我をおったことがあった。 槙と親しくなったあの事故を、楓は鮮明に思い出す。 あの頃からずっと、彼女は自分を「かわいそう」とは言わなかった。 ※このエピソードを読む前に、ぽんこつリーマン依子さんの「かいだん」を読んでおくことをおすすめします。
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楓を救う方法はないのかと、槙に相談するアキラ。 一方、歌えないくらいなら死んでやると決めた楓の心にも、友人の槙と話し発声練習を続けるうちに揺らぎが起き…?
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再来した悪夢。楓の体を蝕んでいたのは、ステージ4肝転移の肺がんだった。戦わなければ、残された余命はあと1年。しかし、宣告を受けた楓は諦めの気持ちを抱いてしまっており…。
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亜門楓、36歳。 過去に挫折と夢の喪失を経験した彼女は、新たな友人を得て生きる喜びを取り戻そうとしていた……。 しかし、運命は残酷だ。 7年前に彼女の声を奪った悪魔の、突然の再来。 ──余命まで、あと365日。 楓は、自身の夢を取り戻し…生をつかみ取れるのか?! ※こちら、連載開始前のフルパーセント限定ネーム公開となります