「暗躍する影の終着点」 ―仕組まれた罠が蠢きだす 「4人」の思惑をかき回し、破滅へ導く真の敵の正体が次第に判明していく…。 大きな佳境に突入する「ラクール＆マース編」ノア達に明日は訪れるのか、そして倒れたルロイの命運は一体⁈

4話前編、クライマックス！ 倒れたルロイの口から明かされる、真の敵の正体…。そして今回狙われているのはノアではなく、あの人物だった。 「ラースタイア退治」 …あの男の発言と、ルロイの危惧が重なる。 しかしその意味を知るものは、ルロイが倒れた今はもはや存在しない！ ルロイの指す「みんな」とは？そしてそれを止められる人物は、まさかの…。

【決着】 ―生き残ったのは、そして…倒れたのは。

「なぜ戦う、誰がために」 異常ともいえるラクールの「任を成す事」への執念…しかし全くその力はルロイには通じない。 悲鳴を上げるラクールの全身、しかし一方のルロイには傷1つ見られない。 ‐雌雄が決す。その時は近い…。 ※今回の更新話には若干グロテスクな表現が見られます。これらの表現が苦手な方は、お気をつけて閲覧ください。

【あまりに脆すぎる「強者」】 POD2巻発売記念、センターカラー掲載！ ー激昂したラクールに浮かび上がった「異様な傷跡」 ルロイはその形相と体の変化から、彼女の過去に相当な何かがあったことを悟る。 ルロイとの短時間の衝突ですら異様な汗をかき、ガタガタとその腕は軋ませる「絶対強者」 ラクールが防具ではなく「サポーター」を身に着けていたことを悟ったルロイは、ひたすら彼女に撤退を勧めるのだが…

4章開幕、遂に遠国からきた2人の謎が明かされる…！？ 突如荒野で始まった、ラクールとルロイの決闘。しかし勝敗はすでに分かり切ったようなものであった…。 強靭なルロイと激突したことにより、細身のラクールは異常なまでに疲労し、その身体にはとある異変が現れ始める。 それでも、引くことなく立ち向かい続けるラクール。 その理由とは…そして、隠された彼女の「真実と過去」とは。

【三話、完結】 誤解を抱いたままのラクール…何かを非常に危惧した様子のルロイ。 両者の思いは、ついに…

センターカラー掲載！緊迫する第三話、クライマックス！ 再び衝突したラクールとルロイ… 猶予を無視したルロイに激怒するラクールに対し深刻そうに表情を歪め、ラクールを心配するルロイ…。 口を開いたルロイは…ラクールにこう告げた。 「頼む、今すぐ逃げてくれ…！」

突如、ラクールを襲った謎の人物…その男はラースタイアのマースを「劣等種」と強烈に罵倒した。 みるみるうちに顔色を変えるラクール…強烈な形相を見せ… 「いやな予感がする」 静かに、そして確実に何者かの凶刃がマースを襲いつつあった… そしてそのころ、ルロイは…

「友達」 …この広大な砂漠の中にある、小さな集落だけが世界のすべてだったノアにはまだその存在は未知数の世界だった。 マースに友達ってどんなだ？と聞くと同時に、彼女に自分の好意を伝えるノア。 「友達になってくれヨ」 しかし、それに対するマースの答えは…

夜は明け、それぞれの思惑が動き出す… ノアを預かっていた医者のもとに訪れた謎の来訪者… それはルロイに攻撃を仕掛け、こっぴどくやられたあの悪党の息子「ザギ」だった！何故か彼は「ラースタイア退治」を銘打ってノアを連れ戻してやると町医者に耳打ちし、不気味な笑みを浮かべるのであった。 悪党の発言すら疑わないほどに、この地域でラースタイア人種は嫌われているらしかった。 そのラースタイアであるマースにさらわれたノアはというと…彼女にむしろ守られながら平和な時を過ごしていた。 嫌われ罵られ、そして恐れられるラースタイアの正体は優しく温厚で弱者の痛みを知ることができる…そんな女性だった マースとの会話の最中、ノアはとある言葉を聞き、ぽかんと口を開けてしまう。 その言葉とは…

「洗濯街という「カゴ」の外へ」 拉致という形でこそあったが、幼いノアは生まれて初めて洗濯街の外へと飛び出すこととなった。 そこで発見したのは、砂漠の真ん中に落っこちた巨大な鉄の塊…そこでマースとラクールは落ち合う約束となっているらしい。 その頃ルロイもノアもいない洗濯街の中心地では、怪しい影がマースを探し蠢いていた…

「一日の猶予を与える…よく考えることだ」 ノアをさらったラクールは、ルロイにそう告げ闇の中に姿を消した。 彼らのアジトは分からずじまいのままだった。 絶望に襲われるルロイ…しかしうなだれてばかりではいられない。自分を奮起させ、洗濯街の中心地へノアを探しに彼女は戻ることにした。 一方のノアは、マースとともに「待ち合わせ場所」を目指していた。夜明けを迎え、見えてきた大きな塊…砂漠の真ん中に静かにたたずむそれは、一体…

ノアに迫ったマースの凶刃…ノアの安否を確認するため、ラクールは秘密の他国語を使い、マースへと交信を試みる。 ルロイにばれぬよう別の言語を用いた兵隊二人だったが、これが裏目に出ていることには一切気付いてはいなかった。 これらはアルメニス共和国の標準語であり、その国の出身であるルロイにはすべて内容が筒抜けとなってしまっていたのだ！ ルロイは二人の会話をこっそりと盗聴していくのだが…あることに気が付く。 「兵としては優しすぎる…情けをかける？」 凶暴性をうたわれていたラースタイアであるマース。しかしラクールから発せられる情報は…どれも真逆なのだ。 一方でマースにさらわれ、刃物で切り裂かれてしまったノア。 しかし、その顔は…むしろ…

「ノアが殺されてしまう…！」 ラクールからの通信にマースは応答をせず、結果としてルロイの耳に届いたのは… …まるで楽しみながらノアを殺しているかのような、ラクールの部下であるマースの薄ら笑う声だった。 極限に達した怒りを抑えきれず、ラクールにつかみかかるルロイ。狡猾で完全無欠の彼女を相手に、ルロイはノアを救えなかったかのように思われた ーしかしながら、ノアのことを決してマースは殺していないと顔色一つ変えずにルロイに語り掛けるラクール… ルロイは激昂し彼女にとある言葉をぶつけた… 刹那、なんとこれまで崩れることがなかったラクールの表情がついに揺らぐ！反撃開始か、それとも… そして、マースにさらわれたノアの命運は…！？

「最後の仕事」 …この砂漠で拾ったノアを育て上げること。それはルロイにとって最後の悲願であり、「多くを奪いすぎた」ことに対しての贖罪でもあった。 どうか私たちのことは諦めてほしい。ラクールに自らの思いを包み隠さず語り、懇願するルロイであったが…！？

マースに捕縛されたノア…そしてそのマースの手にかかれば孫の命はないぞとルロイを脅しにかかるラクール。 しかし落ち着きを完全に取り戻したルロイは、なんとラクールを説得しようと試み始めた…。 その横顔は荒々しさはなく、哀しい笑みを湛えていた 「…貴様、戦場で何を見た」 …ラクールは、思わずルロイに問いただすが…

ノアを捕縛したラクールの部下…マースの素性がルロイへとついに明かされる！ ノアを人質に取られ、帝国から来た兵士であるラクールと対話せざるを得なくなったルロイ… 一方のラクールは、言葉巧みにさらにルロイを追い詰めていく。 異常なまでの巨躯を誇るマースを端的な一言で表し、彼女をノアにとっても「脅威である」ことを説明し始めた…　 「ラースタイア」 この砂漠の名を冠する人種…彼らが移民たちに恐れられた、その理由とは…

【重大告知多数！センターカラーにて掲載！】 貴様が来るか、ガキが死ぬか。 強大な敵「ラクール」の正体は、他国から来た軍部の刺客だった…！ ゴルド帝国と呼ばれるその国はルロイの存在を知り、ノアを人質にとって傘下に下ることを迫る！ ノアをさらったのは…無論あの大柄な…

謎の人物「ラクール」襲来…！ 巨漢であるザギの父親を圧倒し、いとも簡単に倒してしまった人物…車から降りてきたその影は、あまりにも華奢で若々しすぎた。 しかし圧倒的強者であることに、間違いはない。 ラクールと呼ばれていたこの人物…果たして敵か、味方か？！

【悪党、逆恨みの大逆襲！しかし…】 ルロイを襲った謎のジープ。その中に乗っていたのは息子のザギをルロイに退治されてしまった父親だった！ 説得を試みようとするルロイだが、全く話が通じず…！ 流石のルロイも自動車には手も足も出ず、家は崩壊を始めている！絶体絶命の最中、ジープが勝手に…！？

―ルロイ・ローレン、絶体絶命！ ドッグタグを手に物思いにふけるルロイを、謎の光が照らしだした…刹那、家を強烈な衝撃が襲う！！ 「何かに襲われている⁉」 叩きつけるような爆音と地震さながらに与えられる強烈な振動が止み、姿を現した「光」の正体とは…？

重傷を負ったノアを救うため、ルロイが差し出すことにしたのは鎖につながれた純銀の小さな板…「ドッグタグ」だった。 タグに刻まれたルロイの重い過去。 「殉血のローレン」はかつて戦場で戦う傭兵だったのだ。 一方、ひそかに暗躍する巨大な影が…。 「ラースタイアは、貴様の利だ」 何故かこの砂漠の名を冠される謎の女性。 その名は「マース・イスカアジェンダ」 ラクールと呼ばれるもう一人と共にルロイを追い行動する、彼女はいったい何者なのか…

「このスラムでは、ノアは治せない」 孫娘の将来に対する絶望的な宣告と、町医者を呼ぶための莫大な出費…ノアの今後の人生を左右する選択を迫られたルロイは一体どうするのか。そしてルロイの背中を見たノアは、ほんの少しの成長を見せることとなる。 ノアに微笑みかけ、彼女を助けるためにルロイが下した決断。 ‐家に帰ったルロイが取り出したものは…。 「殉血のローレン」の過去の欠片であった

新章開幕！センターカラー掲載！ 洗濯街の市街地へと帰り着いた、ノアとルロイ。すでに日は暮れ、街は静まり返っていた。 顔に怪我を負ったノアを診療所へとルロイは連れていくが…待ち受けていたのは「最悪の宣告」だった。

ー全ての嵐が過ぎ去った。その夜のこと…

プロローグ、遂に完結。 【英訳出版開始記念、センターカラー掲載！】 「お前の船は、お前が作れ！」 幼かったあの頃、クソババア…いや、ルロイ・ローレンはアタシにこう言った。 人の一生は船旅と同じ、あいつはそう言った。 作りかけの船はどう作ればいい？大人ってなんなんだ？問いかけるノアに、ルロイがかけた言葉とは…

―嵐は過ぎ去った。満身創痍のノアとルロイはお互いの無事を喜び合う。ノアのケンカは悪に対する憎悪から勃発した「戦い」であったことを知ったルロイは、孫を優しく抱き留めた。 そしてノアはルロイをかつてより慕うようになり、彼女を名前で呼び始めるように…そして自らの思いを打ち明けていく。 「アタシが弱かったから、勝てなかった」 ―そう嘆くノアに対し、ルロイがかけた「残酷」な言葉とは。

激闘必至！？遂に「殉血」の意味が明かされる、二話最終部が開幕！ ついに対峙したルロイと悪党親子…ルロイの放つ凄まじい殺気をいち早く感じ取った父親は、息子のザギに撤退指令を下す。 しかしザギはルロイを前にあふれ出す破壊衝動を抑えきれず、遂にルロイへ金属バットを振り下ろす！ 絶体絶命のルロイを前に、ノアが遂に初めてルロイの名を…そしてその声に応え、対するルロイが取った対抗策とは なんとまたしても、弱者が取るあの体勢だった…！

【13000閲覧突破！扉絵カラー掲載！】 コンクリートの壁を破壊し、現れたのは他でもないあのやられてばかりの「クソババァ」ルロイ・ローレンその人であった。 ーだが、普段の彼女とは全く様子が違う 物を言わず歩を進めるルロイの足取りは威圧を放ち、あの横暴な態度の悪党たちを怯えさせるまでに至った。 「なんなんだテメェは！？」 問いかける悪党たちに、ルロイはただ一言言葉を返す。 …暴力では決してねじ伏せられぬルロイの心をえぐり、憤らせたものとは…一体なんだったのか。

「プランB」による敵の刺客を撃破し、突き進むルロイ…しかし一方のノアは絶体絶命。打ち付けられた鼻と額の大きなコブは次第に腫れ上がり、顔は崩壊へのカウントダウンを辿りつつあった。 しかしノアは立ち上がり、道を立ち塞ぎ続ける。 悪党二人を睨む目は、ギラギラと変わらず燃え盛り続けていた 「あいつのところへは、いかせねえ」 睨みをきかせるノアだが、強大な大人には敵わず… 死を覚悟した矢先、そこへ遂に「あいつ」は現れた…！！ ※今回更新分より週刊更新による連載が始まります。こうご期待ください。 殉血のローレン公式Twitterアカウントも開設されました。 @lorentz1030 応援よろしくお願いいたします

ールロイ・ローレンという老婆… 決して拳を振り上げず悪人にすら平謝りを繰り返す いわゆる「弱者」でありながら、たくましい肉体を持ち「強者」としての輝きを放つ。 ラクールとマース。武装した謎の人物二人は、捜し続けていたルロイを遂に発見。 今、ルロイの「強者」としての片鱗が…遂にベールを脱ぐ

【8000閲覧突破感謝のセンターカラー！】 崩れ去る平穏…プランBとは？ そしてノアを襲った悪人たちの真の目的とは…？ さらにはパーカーの男、ザギの策略によりルロイにも命の危機が訪れていた！ 悪の思惑が絡み合い、ノアとルロイを引き裂き襲う…二人は無事生き延びることができるのか？！

「俺たちと手を組まねえか？」 ノアを待ち伏せし、声をかけたのは…かつて彼女にカマをかけたあの二人組だった。 あの時喧嘩に打って出たノアを賛称し、ルロイを卑下する男たちはあるものを手渡す… それに対する、ノアの答えは。

「メシ、できてるぞ」 気まずいながらも家路についたノア…帰ってきた彼女を待ち受けていたのは、ルロイが待つあたたかい「我が家」だった。だがしかしノアは素直にはなれず…？

砂漠の荒野に共に住まう、少女と老婆。 …だが少女は、老婆が「大嫌い」だった 心の底から…

連載第一話に先がけたプロローグになります 荒野を進む、一人の老婆。その背中には…