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MangaBBB'sートライビースー

BBB'sートライビースー

──殺戮と復讐のための契約…愛と憎悪の行く末は。

現代から、約20年前。一組の男女が裏社会を震撼させた。

スペインマフィアに立ち向かう「復讐者」、そして巻き込まれたひとりの外科医。
ふたりとその周辺の活劇を描く、ノワール・バイオレンスラブロマンス。

※本作はコミックではなくノベルです。
内容にはゴア・バイオレンス描写やその他残酷な表現が含まれる可能性があります。
上記表現が苦手な方は、閲覧をご遠慮ください。

Genaral Cource
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  • 紳士淑女、エスプリを手向ける②

    シュレーディンガーの箱を、開けるということ。 ──深淵を覗き、男は確証を得る覚悟を決める。

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  • 紳士淑女、エスプリを手向ける①

    ────フランスのこの言の葉を知らぬ人へ。 espritーエスプリーとはかくなるものである。 軽妙洒脱── 辛辣な言葉を的確に選び述べる 類いまれなる才を、このように呼ぶ。 ──つまりは乾いた知的な営みを、死神は非常に好んだ。

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  • 血の轍、恐るべき契約④

    ──恐怖で体が硬直した。 逃げることも、抵抗することもできない。 ただただ、この女の声を待つことしかできない哀れな男は耳をそばだてて次の言葉を待つ。 次の瞬間…女はゆっくりと口を開き、命令を下した。 「今から語る言葉、一言一句…残さず契約書に書き留めなさい。念のため録音も録っておきます…愚かな貴方が道を違えぬよう」 「…ひとつだけ聞きたい。 ……貴女は、なんのために僕を拘束した?」 「……復讐の、ためだと言ったら?」 なんの躊躇いもなく、良子の口からは「復讐」の2文字が飛び出す。 恐らく遠く離れた異国… ──日本から来たであろう女の口からは、滅多に聞けないであろう言葉だった。

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  • 1章:血の轍、恐るべき契約③

    Hagamos un trato, Cortés. (──契約をしましょう、ジェントル) その場に轟く…低く、妖艶で、訛りのない…ひどく無機質なスパニッシュ。 まるで凍てついた冬の風のように、アルフレッドの心を凍りつかせ…動きを止めさせた。 ──生殺与奪を握る良子の言葉は、絶対的な命令。 アルフレッドの自由意志を否定し、彼を支配下に置く、残酷な死刑宣告だった。

  • 1章:血の轍、恐るべき「契約」②

    この場で彼女を救えるのは、彼ひとり。 …落ち着け、アルフレッド…僕が…僕が、やるしかないんだ。 震える手で、針と鉗子を彼は握り直し… 「死」へ立ち向かう覚悟を決めた。

  • 1章:血の轍、恐るべき「契約」

    バルセロナの港を出た船は、一直線に逃亡先へと進む。 どこへ行くのかも知れず…アルフレッドは「死神」と同じ船で揺られていた。 船のデッキに座り込む「死神」、榊 良子。 しかし、その右手は常に腹を押さえたまま……。 ──血の轍は死神から男に注がれ、新たな火種を生む。

  • 序章:死神と臆病者

    加院アルフレッド、23歳。 異例の早さで大学院を卒業した、アイスランド人と日本人の血を引く「天才」である。 専門分野は外科、メスを入れ人を治すことには慣れたもの。 無論、凄まじい数の重傷者を見てきた。 医療に従事し、先の冷戦では戦地にも赴いている。 そんな希代の才が、たった独りの女にここまで畏怖するとは …想像ができようか? 彼が見てきたどんな近代兵器よりも ──「彼女」はおぞましい。 良子の圧倒的な強さに、彼は恐怖よりもむしろ「畏敬」の念を抱いていた。

  • 序章:死神と臆病者2

    臆病なアルフレッドは、震える声で制止し女の暴力を止めようとする。 しかし、彼女は構わず戦闘を続ける…マフィアが殺意を矛に収めなかったからだ。 死神─もとい、榊 良子は静かに会釈をした。 …が、次の瞬間。 彼女は日本刀を抜き放ち、マフィアたちに向かって突進した…ように見えた。 「サヨウナラ」 ─血飛沫が舞う。 気が付くとマフィアのひとりが袈裟斬りにされ、肉塊となって崩れ落ちていた。

  • 序章:死神と臆病者#1

    舞台はスペイン・バルセロナの船着き場。 臆病な医師アルフレッドはマフィアの闇取引に巻き込まれ、命の危機に瀕する。 ──彼を救ったのは漆黒の長髪をなびかせた白い瞳の女…通称「死神」だった。

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